2013年5月22日水曜日

Fwd: [JNEWS]年齢制限が無いシニア起業によるセカンドライフ

---------- 転送メッセージ ----------
From: "JNEWS.com" <letter@jnews.com>
日付: 2013/05/22 19:59
件名: [JNEWS]年齢制限が無いシニア起業によるセカンドライフ
To: <takashi.kojo@gmail.com>
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      Japan Business News http://www.jnews.com/
           JNEWS LETTER 2013.5.22
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   ◆60代以降の起業者を増やすシニア・アントレプレナー支援市場
   ◆成功するシニア向けスモールビジネスの着眼点と経営ノウハウ
   ◆シニア起業者を支えるアシスタント職とコワーキングオフィス
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    60代以降の起業者を増やすシニア・アントレプレナー支援市場
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 老後の心配はどんな人にもあるもので、「日経マネー」が、現役で働く人達を
対象に行ったアンケート調査によれば、回答者の8割以上が“不安”と答えてい
る。特徴的なのは、配偶者の有無、現在の資産額には関係が無く、老後に不安を
抱いている点だ。

将来の年金は、どうなるのかわからないし、病気で介護が必要になった時のこと
など、資金面の不安材料は数え切れないほどある。貯金はいくらあっても“安心”
とは思えないのが実情だろう。

いまの平均的な高齢者(60歳以上)がどんな生活水準なのかを、家計調査の中か
ら紐解くと、夫婦二人の世帯では、毎月の支出が27万円に対して、年金を主体と
した実収入は22万円で、およそ5万円の赤字が生じている。


《60歳以上の無職世帯の収入と支出(二人以上の世帯)月額》

○実収入(年金+その他の収入)……218,292円
●消費支出………………………………240,602円
●税金、社会保険料の支払い………… 30,563円
───────────────────────
・ 月間の収支………………………▲ 52,873円


月々の赤字分は、貯金を崩して賄うことになるが、自分の寿命があと何年なのか
わからないことを考えれば、元気なうちはできるだけ働いて、赤字の年数を減ら
すこと(貯金を減らさない)ことが、老後設計の基本になる。

サラリーマンの定年退職が、65歳までに延長になるとしても、そこからさらに10
年間は、現金収入が得られる仕事を持ち続けることが理想である。その根拠は、
75歳を超えた頃から、要介護の認定を受ける人が著しく増えてくるためだ。


《要支援・要介護認定者の割合》

・65歳〜75歳未満……… 64.1万人(13.1%)
・75歳以上………………426.6万人(86.9%)
─────────────────────
※要支援1〜2、要介護1〜5の総数
※出所:介護保険事業状況報告(平成22年)


“老後”に、多額の資金が必要になるのは、介護が必要になってからで、それま
でに、できるだけ貯金を増やしておくことが望ましい。さらに、75歳を過ぎても
健康なうちは、仕事を持ち続けていたい。

これからの高齢者の働き方には、大きく分けて2種類がある。一つは、パートタ
イムで働きに出ることだ。最近では、若年労働者が減少していることから、70代
でも働けるアルバイト先は探すことができる。

もう一つは、起業をして「自分のビジネス」を持つことである。自宅で行えるス
モールビジネスであれば、外の職場で働くようなストレスは少ないし、自分が興
味ある分野の仕事(事業)を手掛けることができる。生活費のベースは公的年金
に頼り、プラスαの収入を稼げるスタイルがベストと言える。

実際に、欧米では75歳以上の後期高齢者が起業するケースが増えてきており、「
シニア・アントレプレナー」または「グレー・アントレプレナー」として注目さ
れている。彼らが具体的に、どんな方法、どんな分野に着目して起業しているの
かを紹介しながら、日本での高齢者起業に関わる商機について解説していきたい。


【年齢制限が無い起業へのチャレンジ】

 米国では、企業が人材採用に年齢制限を設けることが禁止されている(日本も
同様)が、会社側の本音として、若い人材を求めていることは間違いない。長年
勤めた古巣の会社でも、50歳を超えた頃からは、リストラの対象になりやすく、
高齢になるほど再就職をするのも不利なことから、起業して自営業を目指す人が
増えている。

米国の起業者は、およそ2割が55歳〜64歳の層であり、最近では、それよりも高
齢の人達が起業するケースも相次いでいる。その背景には、自宅からでも、小資
本、ローリスクで行えるスモールビジネスの選択肢が増えてきたことがある。

公的にも、高齢者の起業は支持されており、米国の公共放送「PBS」では、シ
ニア・アントレプレナーを特集し、起業を成功させるポイントとして、以下の10
項目を挙げている。その内容は、世代に関係なく、すべての起業家に通じるもの
であり、スモールビジネスの急所を突いている。


《シニア起業を成功させるための10項目》

(1)起業するのに、歳を取りすぎていることはない。
(2)事業への情熱を利益へと変える工夫が必要である。
(3)ポジティブな影響を与えてくれるコミュニティに参加する。
(4)自分のライスタイルに合った仕事の方法、ワークスペースを見つける。
(5)協力者や外注先となるフリーランスを見つけることが、コストを削減して
   収益の増加に繋がる。
(6)ビジネスコンテストやキックスターターなど、資金源を探ること。
(7)オンラインセミナー、電子ブック、ビデオなどから最新のビジネス知識を
   習得すること。
(8)自分のWebサイトやブログは必ず持つこと。
(9)モバイルデバイスを“ポケットオフィス”として活用すること。
(10)集客、マーケティングのためにソーシャルメディア活用すること。

■Ten Tips for Senior Entrepreneurs(PBS NewsHour)
http://to.pbs.org/Z3lSv5


【シニア向けスモールビジネス開業支援の市場】

いまの時代、多額の資金や、若い頃のような体力は無くても、知力やアイデアが
あればスモールビジネスを軌道に乗せられる環境は整っている。そこで不可欠な
のは、ITやネットを上手に活用することで、(6)〜(10)に該当するような
項目を指導することも、起業支援サービスとして成り立つ。

「Baby Boomer Business Owner(ベビーブーマー・ビジネスオーナー)」という
会社は、ベビーブーマー世代の起業者を対象に、ソーシャルメディアを使ったマ
ーケティングの、ワークショップやオンラインセミナーを行っている。

リアルな会場で行われる、初心者向けのワークショップでは、フェイスブックの
ビジネスページを開設して、集客に活用する方法、視覚的にアピールできる商品
をピンタレストを活用して売る方法など、具体的なテーマ毎に講座を設けており、
2時間の授業で35ドル〜の設定。受講者は、ノートパソコンかタブレットを持っ
て参加する。

また、時間や地理的な都合により、会場に行けない人に向けては、同様の講座を
オンラインセミナーとして、同じ35ドルの設定で行っている。こちらも、開催時
間を決めたリアルタイム講義で、受講希望者は、事前にオンラインチケットを購
入することで、参加の資格を得ることができる。

■Baby Boomer Business Owner
http://www.babyboomerbusinessowner.com/

日本にも、“ITコンサルタント”を職業にしている人は多いが、顧客のターゲ
ットを絞り込めないでいるケースが目立つ。しかし「起業者に必要なITスキル
を指導する」というように、分野を絞り込むことにより、ITコンサルタントの
中でも、自身の専門性を高めて、該当の顧客(起業希望者)を集めやすくなる。

個人に向けたコンサルティングでは、1件あたりで高額の報酬を得ることはでき
ないが、セミナーやワークショップを開催することで、多人数から受講料を広く
集めることができる。

米国では、派手なベンチャービジネスが多いように思いがちだが、じつは起業者
の7割以上を「個人事業」の形態が占めていることから、スモールビジネスを支
援するサービスが活況だ。

米中小企業庁でも、50歳以上の起業者を「アンコール・アントレプレナー」と位
置付けて、事業プランの作成支援、フランチャイズ加盟のアドバイス、個人事業
者向けの保険サービスなどを提供している。オバマ政権の中でも、雇用機会の拡
大策としても、女性と中高年の起業の奨励をしている。

■50+ Entrepreneurs(米中小企業庁)
http://www.sba.gov/encore

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    成功するシニア向けスモールビジネスの着眼点と経営ノウハウ
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【おばあちゃん起業家のステッキ販売】

 オンラインでビジネスを展開することは、高齢者が抱えている様々なハンディ
を取り除いてくれる。体力的な衰えはあっても、ビジネスに必要なバイタリティ、
それに事業のアイデアさえあれば、80歳を超えても起業することは可能だ。

最近では、89歳の女性が、歩行用のステッキに造花をあしらった商品販売で成功
したことが話題になっている。1日に10〜20個を手作りで販売しているが、注文
が増えてくるようであれば工場を持ちたいと話している。

グランマ・パールと呼ばれるこの女性は、月に 1,000ドルの年金で暮らしていた
が、孫の協力を得て、Kickstarter(キックスターター)で、高齢で歩行に障害が
ある人達に向けた「ハッピーステッキ」という杖の製造販売で資金を集めること
になった。

これは、チューリップ、ユリ、くちなし等の造花で装飾された杖で、外出時に使
えば、色々な人達から声をかけられて、仲良くなることができる“幸福の杖”と
いうコンセプト。出資額に応じて、杖の優先的な提供や、彼女とボイスメールで
の交流ができたり、彼女の自宅で杖の作り方の講習を受けられるように設定した。

目標の資金調達額は3,500ドルだったが、最終的には 248人の出資者から、5,039
ドル(約50万円)の資金が集まっている。キックスターターでは、出資者=商品
の予約注文者でもあるため、アイデア商品を実現する手段としては適している。

彼女のビジネスは、自分の生き甲斐のため、そして他人を幸せにすることが目的
であり、生活に必要なお金は、1,000ドルの年金で満足しているとのこと。彼女
の前向きな性格と、ネットの情報発信などをサポートする孫の協力により、89歳
の高齢者でも起業できることを示した事例は、米国民に勇気を与えている。

■グランマ・パールのハッピーステッキ
http://kck.st/UimQAR


【リストラから古着のリメイク作家への転身】

 デザイン関係の仕事をしていたシニア世代の女性、jill(ジル)は、2009年の
不況で会社をレイオフされた後に、手芸販売プラットフォームの「Etsy」のアカ
ウントを取得して、古着のセーターをリメイクして販売するビジネスをスタート
させた。

事業への投資として、ニットを縫合する機械を 1,000ドルで購入、古着のセータ
ーは慈善団体が運営するリサイクル店から購入した後、自分のセンスでリメイク
をして、100〜200ドル(1〜2万円)の価格で販売している。

彼女の作品は、高価であるにも関わらず、女性からの人気が高く、2009年の事業
開始から現在までに、880点もの作品が売れている。リメイクしたセーターは、
世界に一つだけしかない商品で、既製品よりも着心地が良いことが付加価値にな
っている。購入者からフィードバックされた感想は、次の作品の仕様やデザイン
に活かされているため、作品のクオリティも、経験を積むほど高くなっていく。

■jill2day(Etsy内のショップ)
http://www.etsy.com/shop/jill2day

リサイクルショップなどで売られている古着の多くは、素材は良いのに、デザイ
ンが古くさいために価値を落としているが、それらを上手にリメイクすることに
より、新品以上の商品へ再生することが可能なことを、この事例は示している。

Etsyへの出店には、初期費用や固定費はかからず、1作品あたりの出品料が 0.2
ドル+商品が売れた代金の3.5%を、手数料として払う体系になっている。日本
からも Etsyへの出品は可能で、主に英語圏の人達へ作品を売ることができる。

また、日本国内でも多くのハンドメイド販売プラットフォームが立ち上がってい
るため、国内のユーザー向けには、以下のようなサイトを使うことでも、手軽な
個人販売ができる。


《日本国内のハンドメイド販売プラットフォーム例 》

■cooboo(こーぼー)
http://cooboo.jp/
■dクリエイターズ
http://creators.dmkt-sp.jp/
■minne(ミンネ)
http://minne.com/
■tetote(テトテ)
http://tetote-market.jp/


【ベビーブーマー世代が手掛ける高齢者ケアサービス】

 シニアの起業テーマとしては、自分と同じ世代か、それよりも上の世代が求め
ているサービスや商品を手掛けることで成功している例が少なくない。若い起業
者では、高齢者のニーズを掴みにくいためである。

その中でも、介護分野のサービスは、50〜60代の起業者が手掛けやすい分野とい
える。日本の介護ビジネスは、公的介護保険が適用になる「要介護認定者」を対
象に形成されており、その該当者はおよそ 500万人という規模だ。しかし、70歳
以上の人口は 2,000万人を超しており、要介護者ではなくても、身近なサポート
を求めている潜在層は多いことが予測できる。

米国では、高齢者向けのケアサービスが多数あり、料理、簡単な家事、投薬の管
理、話し相手、身の回りの着替えなど、通院の付き添い、車の運転、庭掃除、家
の修理、認知症老人の世話などを担当している。

ケアサービスの開業希望者は、基本的な技術を習得する必要があることから、全
国展開している業者のフランチャイズに加盟するのが一般的で、開業に必要な資
金は3万〜10万ドル。ケアサービスは、週に1〜数回、契約者宅を訪問して行わ
れるが、料金は1時間あたり15〜25ドルが相場になっている。

契約者は、その費用を、公的または民間の保険を使うか、年金収入や貯金の中か
ら捻出している他、老親と離れて暮らす子供夫婦が負担しているケースも多い。
また、企業が、従業員向けの福利厚生(親の介護支援)として法人契約すること
もあり、顧客は獲得しやすい状況にある。


■米国シニアケアサービスのFC業者例(entrepreneur.com
http://www.entrepreneur.com/franchises/categories/perssenior.html

この市場に参入する、もう一つの視点としては、シニアケアに役立つ機器などを
開発することである。「Home Helpers」というケア業者は、各種の電子デバイス
を導入することで、24時間体制のサービス向上を図っている。

たとえば、ケアサービスの重要な仕事の一つに、決められた時間に、正しい分量
の薬を高齢者に飲ませることがあるが、スタッフが毎日付き添って管理するわけ
にはいかない。

そこで考案されたのが「Direct Link Medication Dispenser」という機器で、円
型ルーレット上の枠に、それぞれ1回分の薬をセットしておくと、服用すべき時
間になると、アラームと光の点滅で「薬を飲む時間」であることを知らせて、1
回分の薬が取り出せる仕組みになっている。それでも30分以内に薬が取り出され
ない場合には、コールセンターへと自動通知されて、スタッフが電話で、薬を飲
むように連絡をする。

■Direct Link Medication Dispenser(Home Helpers)
http://homecarehuntersvillenc.com/care-services/pill_dispenser.html

その他にも、糖尿病、高血圧症、喘息などの持病がある人の体調(バイタルサイ
ン)をモニタリングして、異変が生じた時に自動通知されるデバイスや、ケアス
タッフが訪問して付き添っている際に、常に同じ部屋に居るとストレスを与えて
しまうため、自宅内で離れていても、連絡が取り合えるペンダント型のトランシ
ーバー。外出している高齢者の現在地がわかり、電話機能で連絡が取り合える腕
時計型のデバイスなども導入している。

介護サービスとITとは、これから密接に繋がっていくことになりそうだが、そ
の開発は、実際の介護に携わる世代の人達が適しているため、80代以降の高齢者
が自分達の親に該当する、ベビーブーマー世代のエンジニアが手掛けやすい起業
テーマといえる。

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    シニア起業者を支えるアシスタント職とコワーキングオフィス
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【シニア起業者をサポートするアシスタント職】

「Kickstarter」や「Etsy」は、個人事業者の集客や商品販売に役立つプラット
フォームとして活用されているが、“人を雇う”ことに関しても、個人事業に適
したアシスタントを探せるプラットフォームが登場してきている。

自宅を拠点としたスモールビジネスでは、フルタイムの社員を雇って常勤しても
らうことが難しく、コストの負担増にもなるため、あまり推奨されていない。そ
の代わりとして、オンラインでパートタイムのスタッフを雇い、仕事のやり取り
をする「バーチャル・アシスタント(VA)」の形態がある。

ネットの扱いが苦手なシニア起業者にとっては、IT周りの作業はアシスタント
に任せて、自分は、本来の仕事に専念するスタイルもある。しかし、起業者が独
自に有能なアシスタントを探すことは難しいことから、その仲介をする人材サー
ビスも成り立っている。

「Assistant Match(アシスタントマッチ)」は、オンラインで働けるパートタ
イムの人材のマッチングをする会社で、電話面接やスキルテストをクリアーした
人材のみをトレーニングして、バーチャル・アシスタントとして事業者に紹介し
ている。

アシスタントが対応する業務は、以下のカテゴリーに分けられて、時給の単価が
決められている。時給の設定は高いように感じるかもしれないが、オンライン上
のアシスタントは、「1週間に○時間分の作業を依頼する」という使い方ができ
るため、専門スキルを持つ人材を雇うコストとしては、従来よりも安く済む。な
お、Assistant Matchは、アシスタントの紹介手数料として395ドルを設定してい
る。


《バーチャル・アシスタントの時間単価(Assistant Match)》

●エントリーレベルのアシスタント業務……22ドル/時間
・データ入力
・電話対応など

●基本的な管理業務……………………………28ドル/時間
・一般的な文書の作成
・電子メールに対する返信
・ネット上での一般的な顧客対応

●高度な管理業務………………………………34ドル/時間
・スケジュールや予約注文の受付管理
・プロジェクトメンバーの取りまとめ
・請求書の作成
・プロジェクトメンバーの取りまとめ

●ネット関連の業務……………………………40ドル/時間
・ホームページの作成
・ブログ記事の執筆
・フェイスブックやツイッター・アカウントの管理
・eコマースサイトの管理
・その他

■Assistant Match
http://www.assistantmatch.com/


もう一つの例として、「HireMyMom.com」は、子育て中の女性(母親)を専門と
したバーチャル・アシスタントの紹介サイトで、クライアント(仕事の依頼者)
は、時給の設定やプロジェクトの報酬額を決めて、アシスタントを募集すること
ができる。同サイトのビジネスモデルは、在宅アシスタントを希望する女性側が、
年間99ドルの会費を払ってメンバーになるシステムで、クライアント側の利用は
無料となっている。

■HireMyMom.com
http://www.hiremymom.com/


《個人事業者とママ・アシスタントのマッチング》

・                          (子育て中の母親)
・                               ┌─○
・       仕事の依頼┌─────────┐ (有料会員制)├─○
・[個人事業者]────→│HireMyMom│←───────┼─○
・            └─────────┘在宅アシスタント├─○
・                       として応募する └─○


【シニア・アントレプレナーとしての出会いと交流】

 仕事中心の生き方をしてきた人が、会社を退職した後に“無職”になることは
金銭面の不安だけでなく、生き甲斐を喪失することにもなってしまう。しかし、
ビジネスオーナーとしての肩書きを持つことで、新たな人との出会いや、時間の
過ごし方を変えることができる。その点では、シニアの前向きなセカンドライフ
としても、“起業”は適している。

非営利で高齢者向けの起業トレーニングを行う「SeniorEntrepreneurshipWorks
(シニア・アントレプレナー・ワークス)」という団体では、シニアに適したビ
ジネスの立ち上げ方を、オンラインと対面の両方で指導している他、若い起業者
とのマッチングも行っている。若者が持つ斬新な発想やアイデアと、シニアの経
験や専門知識とを結び付けることで、新たな事業が創造されることを期待している。

■SeniorEntrepreneurshipWorks
http://seniorentrepreneurshipworks.org/

起業による出会いは、お互いの年齢に関係なく、共通する価値観、目標、夢など
を通じて交流できるのが特徴で、それができる場所も増えている。米国では「ミ
ートアップ」と呼ばれる起業者同士の交流会が、全米の各地域に広がっており、
各参加者のビジネスを議論し合ったり、そこからビジネスパートナーが見つかる
こともある。

■Entrepreneur Meetup Groups
http://entrepreneur.meetup.com/

また、コワーキング・オフィスのメンバーになれば、様々な世代の起業者と顔を
合わせながら、仕事へのモチベーションを高めることができる。普段は、自宅を
仕事場にしているのがスモールビジネスの特徴だが、“常に一人”では、思考も
煮詰まってしまうため、週に何度かは、仲間と会えるオフィスに出かけて仕事を
するのが、新しいワークスタイルだ。

ワシントン州シアトルにある「Office Nomads(オフィス・ノマド)」は会員制
のコワーキング・オフィスで、月額30〜495ドルの会費で出入りができるように
なる。オフィス内では、好きな席で仕事をすることができ、クライアントを呼ん
で商談可能な会議室も備えている。

■Office Nomads
http://officenomads.com/

日本の平均寿命は、男性が80歳、女性が86歳となり、定年退職してから25〜30年
以上あるの人生を、どのように過ごすのかが課題になっている。好きな趣味をし
ながら、悠々自適に暮らすというプランも悪くはないが、やはり、仕事を持ち続
けることが、生き甲斐や、喜びになる人も多い。シニアの起業支援は、セカンド
ライフ市場としても捉えていくべきであり、それが、将来の年金や雇用の問題を
解決する糸口にもなるだろう。


■JNEWS LETTER関連情報
・2012.10.3 ロクマル世代が見習う米国ベビーブーマーのライフスタイル
  https://www.jnews.com/mem/back/2012/10/j20121003.html
・2012.10.19 開業資金を抑えたローコスト起業を実現させるクラウドサービス
  https://www.jnews.com/mem/back/2012/10/j20121019.html
・2005.1.29 若年の起業とは異なるシニア起業の事業モデルと収益プラン
  https://www.jnews.com/mem/back/2005/01/j20050129.html
・2012.2.17 米国シニアが起業するスモールビジネスの仕組みと仲介業者
  https://www.jnews.com/mem/back/2012/02/j20120217.html
・2012.5.4 マムプレナーが生み出すスモールビジネスと新市場の発想力
  https://www.jnews.com/mem/back/2012/05/j20120504.html
・2011.5.4 オープンな職場と仲間を好むコワーカーとしての就労スタイル
  https://www.jnews.com/mem/back/2011/05/j20110504.html
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■JNEWS LETTERバックナンバーリスト(直近の配信履歴)
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  ・JNEWS LETTER 2013.5.14 (No.1271)
  ・JNEWS LETTER 2013.5.6  (No.1270)
  ・JNEWS LETTER 2013.4.27 (No.1269)
  ・JNEWS LETTER 2013.4.20 (No.1268)

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